矯正治療をした後、歯並びが戻ることはありますか?
あります。
このように矯正治療で歯を動かした後、それぞれの歯が元々あった位置に戻ろうとする現象を「後戻り」と呼びます。
その為、マルチブラケット装置をはじめとした矯正装置を外した後、歯並びが戻る(後戻りする)のを抑える為に「保定」と呼ばれる処置を行う必要があります。
保定にはリテーナーと呼ばれる保定装置を用います。
保定装置には可撤式(取り外し可能なタイプ)のものと、固定式(取り外し不可なタイプ)があります。
↑可撤式のリテーナー
↑固定式のリテーナー
可撤式は歯磨きがしやすい等のメリットが、固定式は取り外しの手間がなくなるなどのメリットがあります。
当院ではお好きな方を選んでいただきます(状況によってはお選びいただけない可能性もあります)。
保定の期間は3年間、来院間隔は2~6か月です(可撤式で15回程度、固定式で10回程度の来院が必要になります)。
長いと思われるかもしれませんが、この時期になるとほとんどストレスはありません。きれいな歯並びをキープするための重要なステップですので(可撤式の場合)装置の使用し、忘れずに通院してください。