滅菌・消毒体制について ~読売新聞の記事より~
2014年05月18日
最近、気になる記事があったのでご紹介させていただきます。
読売新聞社の記事になりますが、
「歯削る機器、滅菌せず再使用7割…院内感染懸念」
というものです。
内容は以下になります。
『歯を削る医療機器を滅菌せず使い回している歯科医療機関が約7割に上る可能性のあることが、国立感染症研究所などの研究班の調査でわかった。
患者がウイルスや細菌に感染する恐れがあり、研究班は患者ごとに清潔な機器と交換するよう呼びかけている。
調査対象は、歯を削るドリルを取り付けた柄の部分。歯には直接触れないが、治療の際には口に入れるため、唾液や血液が付着しやすい。標準的な院内感染対策を示した日本歯科医学会の指針は、使用後は高温で滅菌した機器と交換するよう定めている。
調査は、特定の県の歯科医療機関3152施設に対して実施した。2014年1月までに891施設(28%)から回答を得た。
滅菌した機器に交換しているか聞いたところ、「患者ごとに必ず交換」との回答は34%だった。一方、「交換していない」は17%、「時々交換」は14%、「感染症にかかっている患者の場合は交換」は35%で、計66%で適切に交換しておらず、指針を逸脱していた。』
確かにこの機器を毎回滅菌するのは手間も費用もばかになりません‥が、医療として毎回の滅菌はもちろん必要なことだと思います。
もちろん当院では毎回滅菌したものを使用しておりますので、ご安心ください。
また、器械の中に血液や菌が入り込みにくい構造の歯を削る機器も導入しております。
病院選びの参考の1つにしていただければ幸いです。
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