【矯正コラム】かみ合わせと12才臼歯の生え方に関連
2015年03月11日
先日、上記タイトルのように「12才臼歯(もっとも奥に生える歯、第二大臼歯)の生え方に異常のある大学生は、かみ合わせの異常が多い」という報告がありました。
対象は2000人以上ということで、信頼性の高い報告だと考えられます。
締めの文章では「今後、幼少期にかみ合わせを正常にすることで、適正な時期・場所に歯が生えるようにできることが期待されます。」との事でした。
これは歯科矯正治療の有用性を示すものです。
詳細な内容としては、
対象者は18および19才の大学生2205人(この年齢は通常12才臼歯が生えている年齢です)。このうち、
・上下左右のうちいずれかの12才臼歯が生えていない人の率は0.9%
・生える方向ないしは位置に異常がみとめられる人の率は12.4%でした。
また、かみ合わせに異常が見られる人では、そうでない人に比べ上記の2つがおきる可能性が
・男性で3.9倍
・女性で3.2倍
という結果でした。さらに、12才臼歯に異常が認められると、6才臼歯が歯周病になる率も高くなるとの結果が出ています。
詳細はこちらのページをご覧ください。
当院では、このような最新情報を常に発信していきたいと考えています。
参考にしていただけると幸いです。